AutoCADで作図する3つの方法

AutoCADで作図する3つの方法

作図する3つの方法

例えば、AutoCADで1本線を引くとき
どのように線を引きますか?
上部にあるツールバーを使用する人や、コマンドを打つ人等
実は3つの方法があります。それぞれご紹介いたします。

①ツールバーで作図する

一つ目はツールバーを使って作図します。
AutoCADの上部にあるツールバーでラインコマンドをクリックして
モデル空間でクリックして線を引きます。

②コマンドを打って作図する

二つ目はコマンドを打って線を引きます。
「line」と打って、Enterを押します。
それからモデル空間でクリックして線を書きます。

③ショートカットコマンドを使って作図する

AutoCADにはショートカットコマンド機能があります。
例えば「Ctrl + A」を押すと、全選択できます。
「Ctrl + 〇」「Shift + 〇」「Ctrl + Shift + 〇」等でコマンドを実行した後、
クリックして線を引きます。

自分に合った作図方法を見つける

①、②、③の中でそれぞれ自分に合う方法を見つけてください。
筆者は9割はショートカットコマンドを使用して、
登録しきれない分や、滅多に使わないツールは、コマンドを打ち込んだり、
ツールバーを使用したりしています。
ショーットカットコマンドを使用する理由は、右手がマウスから離れないからです。
コマンドを打つ場合は、右手を話してキーボードでコマンドを打たないといけないので、
その分の時間のロスが発生します。
ツールバーを使うときも、マウスをツールバーまでもっていかないといけないので、
その分の時間のロスが発生します。
なので、筆者はできるだけ早く作図できることを意識して、ショーットカットコマンドを使用しています。

ショートカット(「Crtl + 〇」等)は、自分でアレンジできる

ショートカットコマンドは自分でアレンジできます。
できるだけ、左手で完結できる範囲がベストです。
設定方法は、メニューバーにある「ツール」⇒「カスタマイズ」⇒「インターフェース」をクリックします。(図-1)

図-1

インターフェース画面がでてきますので、「キーボードショーットカット」⇒「ショーットカットキー」(図-2)
の欄からそれぞれ設定したいコマンドをクリックして右側にある「アクセス」の「キー」をクリックし
その右側に3ポツのある表示が出てくるので、それをクリックします。

図-2
図-3

そうすると、ショーットカットボタンを設定するコマンドがでてきます。(図-4)
そこで、設定したいコマンドを実際に押します。
「ok」を押すと登録完了です。
ただし、左側の「ショーットカット」の欄でコマンドが重複している場合は、
最下位の方が優先されます。それは、右上にある「ショーットカット」の欄で
「チェック」か「×」かのマークがあるので、×は無効になっているものになるので、
こちらを削除するか、左側の「ショーットカット」欄で削除するか、
どちらかで設定可能です。また、特に消さなくても問題ありません。

ショートカットの設定方法の動画はこちら

AutoCADのショートカットの設定方法

実際に筆者が使っているショーットカットリスト

筆者はゼネコンに勤めていた時代が3年あり、そこではjw-cadを使用していました。
もちろん3年も立てば、プロなみに使用できるようになりました。
そこから設計事務所に移ったあと、AutoCADに慣れないといけなかったため、
ショーットカットがjw-cadよりにならざる負えませんでした。
ただ、ショーットカットは左手で押せる範囲しか登録していないので、
非常にコンパクトにまとまっていると思います。
図面用は「Ctrl + 〇」でまとめ、モデル用は「Ctrl + Shift + 〇」でまとめています。
(もちろん、納まらない場合は例外もあります。
参考にしていただければ幸いです。(図-4)
図-4に記載しているコマンドは絶対に使うものです。
もし使用していなかったら、ぜひ使ってみてください。
役に立ちます。

図-4

まとめ

3つの作図方法をご紹介しましたが、
筆者はショートカットコマンドをメインで使用していますが、
もちろん、ツールバーをメインで作業したり、コマンドを打って作業する人もいます。
慣れればどれも非常に速いと感じます。
一番大切なことは自分に合った方法を選ぶということです。
少しでも早く作図できるように心がけましょう。
スピートと正確性は相反するものではありません。