Vrayのカメラと太陽の関係性の検証

Vrayのカメラと太陽の関係性の検証

2022-02-09

カメラと太陽の関係

YouTubeでも解説!

今回はカメラ(Vray physical camera)と太陽(Vray Sun)について話していきたいと思います。
建築CGを作る際に、ほとんどの場合VraySun(太陽)を使うと思います。
そのVraysunとカメラの関係について理解しておく必要があります。
その中で、最も重要になってくるのか「明るさ」についての指標です。
例えば、「普通の昼のシーン」と、「そのシーンを太陽の強さを2倍にして、
カメラのシャッタースピードを2倍にした昼のシーン」では
CGとしての見え方が変わるのかどうか
を解説していきます。

今回は、私もやりながら確認して、考察しました。
概ね合っていると思いますが、場合によっては今回の考察と
結果が異なることもあるのでご注意ください。

明るさの調整はVraysun or Vray physical camera?

CG全体の明るさの調整は、VraysunでもVray physical cameraでもできます。
では、両者で明るさを調整する場合にどのようにCGが変化するかを見ていきましょう。
これを理解できれば、全体的な明るさを意のままに扱うことができます。
まずは、基本となるCGを元に、VraySunとVray physical cameraを変更していきましょう。
まずは、図-1をご覧ください。

図-1

これは、ごく普通にレンダリングした画像です(図-1)
この図-1をベースに、まずは太陽のintensity(強さ)を通常の倍にしてレンダリングします。
その画像と、図-1の普通の画像を比較します。

図-2(左:通常、右:太陽の強さ2倍)

図-2の右側、太陽の強さを強くすると「明るさ」はもちろん異なるのですが、
それ以上に見てほしいのが、「影の濃さ」です。
太陽の強さが強いほうが、影が濃くなるのです。
そして、もう一つ見てほしいのが、明るくはなりましたが、
HDRI(背景)は明るくならないのです。
ここが重要なポイントです。

太陽を強く=影が濃くなる
太陽を強く=HDRI(背景)は明るくならない


この2点を覚えてください。
次に、図-3で、Vray physical cameraのシャッタースピードを半分に下げてみましょう。(図-3)
(明るくするという意味)

図-3(左:通常、右:Vray physical cameraのシャッタースピード半分)

明るくはなりました。
ここで注目してほしいことは、HDRI(背景)が明るくなったことです。
そして、影はそこまで明るくなっていないことです。(ほんの少しだけ明るくなっている)

それでは、次に、図-2と図-3の右側の画像のみを比較してみましょう。(図-4)

図-4(左:太陽の強さ2倍、右:カメラシャッタースピード半分)

これで筆者が言いたいことが分かったはずです。
カメラで明るく(シャッタースピードを遅くする)すれば、HDRIに影響するが、影にはあまり影響しない
太陽で明るくすれば、HDRIに影響はしないが、影には影響する

です。
ひとえに「明るさ」といっても、どの機能を使って明るくするかによって結果が異なってきます。

最後に、図-1の通常の画像と、太陽の強さを2倍にして
シャッタースピードを上げた(暗くする)場合の画像がどのようになるかを見てみましょう。(図-5)

図-5(左:通常、右:太陽の強さ2倍、シャッタースピード2倍(暗くする)

結果は、HDRIは暗くなり、影は濃くなるです。
図-2と図-3の考察から、おのずと上記の結果は見えてくるはずです。

まとめ

今回は、「明るさ」について、Vray SunとVray physical cameraを使った
検証について解説しました。
単に「CGを明るくした」としても、Vray sunを調整するのか、Vray physical cameraを
調整するのかで結果が異なってきます。
そういった”違い”があることを覚えましょう。

ちなみに、筆者もさっきこれを発見したばかりです。
実は、カメラと明るさの関係について記事を書くつもりでしたが、
明るさを調整する方法にも違いがあることに気づきました。
そこで、カメラと明るさの関係ではなく、
太陽とカメラの関係性についての記事にしました。

筆者も知識は持っていますが、まだまだ未熟なのです。
お互いに頑張って切磋琢磨してきましょう。

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