資格学校へ行くと決めたら読む記事

資格学校へ行くと決めたら読む記事

2022-11-12

資格学校へ行くと決めた理由!

今回は資格学校へ行くと決めた時に、合格するために筆者が行ったことを具体的に話していきます。
ちなみに、筆者の一級建築士受験歴は

・独学受験歴過去6回(初受験の時に、1点差で落ちました)
・7回目受験時に総合資格学院へ入学
・資格学校へいき、学科試験は一発合格
・製図試験は初年度は勉強を諦めましたが、受験し不合格(諦めた理由は製図が辛すぎた)
・翌年に課題「集合住宅」で合格(ちなみに、受験当日に受験票を忘れました)

こんな感じの経歴です。
独学で学科は合格したかったのですが、できませんでした。
初学科受験では89点を取ったのですが、合格ラインが90点で
1点差で不合格になってしまいました。

7回目受験の時に30歳になったので、資格学校へ通いました。
理由は4つです。
・お金に余裕ができたから
・周りがほとんど一級を取っていて、自分だけ取れていなかったから
・仕事に追われず、時間に余裕ができてきたから

・独学で勉強しても合格できなかったから

これらの理由から、筆者は資格学校へ通う決意をし、
見事合格することができました。
今だからこうして自分のブログに書くことができていますが、
実際は、とても辛い8年間でした。
7回も落ちているので、もちろん頑張って受験されて
一級に落ちた方の気持ちもわかります。
受かるのは1回ですが、落ちたのは7回なので、
勉強して落ちた人の気持ちの方がこの記事より7倍分かります。

しかし、この記事では、資格学校へ通い始めた人に
伝えたいことがあるので、自分の体験談の踏まえて
ブログにさせていただきたいと思います。

一級建築士に合格する人の勉強時間

一級建築士に合格する人が1年間で勉強する時間は
おおよそ1000時間ぐらいと言われています。
1年間で考えると、1日約3時間勉強しないとこなせない勉強量です。
筆者は、変なところでクソがつく真面目なので、
1日3時間勉強すれば受かる!と自分に言い聞かせて、
本当に1日3時間勉強する時間を確保しました。

もちろん、土日を3時間以上勉強すれば、平日は勉強時間を減らすことができますが、
継続して勉強することが何より良い勉強法だと思っていたので、
毎日3時間は欠かさず勉強しました。ちなみに、それを約9か月続けました。
毎日続けていると、非常に身につくことが多かったです。
特に筆者が意識していたことは、図や用語や公式など、
「覚えたことを仕事の昼休みに全部書き出す」をしていました。
覚えたことや勉強したことを忘れては、勉強した時間がもったいないです。
なので、勉強することも重要ですが、勉強したことを忘れないことにも注力しました。

これをしかも毎日続けることで、勉強したことを忘れない習慣が身に尽きました。
ちなみに、筆者のタイムスケジュールを紹介します。
【平日】
7時30 起床
9時 出社
18時 退社
18時30分 晩御飯
19時30分 勉強開始
22時30分 勉強終了
22時30分~ フリータイム
24時~25時 就寝

平日はこのルーティーンを守っていました。
仕事が忙しいとできないときもあるかと思いきや、
22時や23時に帰ってきた時でも、晩御飯をすぐに食べて2時や3時まで勉強していました。
とにかく3時間は絶対に勉強してから寝ていました。

「毎日3時間勉強するだけで合格できる資格」って、結構簡単だと思いませんか?

合格している人は1000時間勉強するのですから、
逆に言えば、1000時間勉強すれば受かる試験なのです。
資格学校へ通うと決めたのなら、覚悟を決めましょう!

合格するための確率論を制覇する

年齢の確率論

受験する年齢によって、合格率が異なるのは必然的なものです。
これを意識しておけば、確率論的には合格する確率が少し上がります。(図-1)

出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター ”(1)令和4年「学科の試験」合格者(全国)6,289人の主な属性”より

図-1は令和4年度の合格者を年齢別に表しています。
結論から言うと、24歳~26歳で合格する確率が最も高いです。
これは筆者的には重要視するポイントです。
いつも受験する後輩にはこの年齢の間に合格できる確率が一番高いので、
この年齢になったら本気で勉強することを勧めていました。
見てわかる通り、35~39歳はかなり絶望的ですよね。(受験者数が少ないのも起因していますが。)
24~26歳に比べると3倍以上の差があります。
そのため、若い内(特に24~26歳)で合格するために勉強することを強く勧めます。

勉強時間の確立論

冒頭でもお伝えした通り、一級建築士に合格するためには
1000時間もの時間を必要とします。
人によりもちろん勉強時間は前後しますが、
勉強すればするほど合格率が上がるのは間違いありません。
努力するだけ合格に近づくのですから、
合格したい人は勉強すると思います!

出席率の確立論

総合資格や日建学院といった資格学校へ通う際に
考えてほしいことがあります。

学校へ通う人で受からない人がいるのはどういうことなのか!?です。
資格学校は合格するために行くところです。
資格学校は絶対に合格率を落としたくありません。
もちろん学校へ何年も通って毎年100万円払ってくれるほうが学校側は儲かると思うかもしれませんが、
それでは学校の合格率が下がってしまい、評判が悪くなり、結果的に通う人が減っていきます。
なんなら、N学校で不合格になったからS学校へ行こう!と離れてしまうことだってあります。
なので、絶対に合格させようと学校側は必至になります。

そして、その期待に応えるために、学校の生徒は何をしなければならないかというと、
まずは、学校へ行くことです!
恐らく、通学した際に最初のオリエンテーション的なところで話があるのが合格率の話です。
資格学校もバカではないので様々な統計をとり合格率が上がる方法を模索しています。
その中で、かなり大きな割合を占めるのが”出席率”です。
学校側曰く、出席率が高いほど合格率が高くなるそうです。
当たり前ですよね。
そして、8割~9割以上出席とそれ以外でかなり差があるそうです。

出席しなければ授業もわからないし、そのサボった分だけ知識が欠如し、勉強時間もなくなり、
テストでも点数が取れなくなってしまいます。
そのため、まずは出席することが合格するための第一歩です。
ちなみに、筆者は学科の授業は1回もサボりませんでした。
(金額別途の特別授業を受けようとしていた講義が1回だけ仕事の関係でいけなかった。。。)
おかげで、学校へ通ってからは、学科は1発合格することができました。

まずは、合格するための第一歩として、授業に”出席すること”を強く勧めます。
(もちろん、授業中に寝るのはもってのほかです)

遅刻率の確率論

「寝坊して授業に遅れたから、遅れてでも学校へ行く!!」
という心構えは非常に良いと思います。
しかし、遅刻もダメです。
遅刻は一度してしまうと習慣になってしまうことが非常に多く、
そして、遅れることにより授業に付いていけず
■遅刻することのデメリット
・宿題の提出ができない
・朝の小テストが受けれない
・朝の業務連絡が分からない
・予習してきた課題提出ができない

・復習課題が提出できない
と、様々なデメリットが存在します
最悪の場合、そのままずるずる学校に行かなくなることもあります。

実際に筆者は製図試験では上記の現象にあたり、
1年目の製図の合格を断念しました。(これだけが原因ではないが。)

そのため、「寝坊して授業に遅れたから、遅れてでも学校へ行く!!」という考え方を捨てて
「寝坊しないようにちゃんと起きて学校の授業に間に合うようにいく!」という風に
考えを改めてください。
むしろ「絶対に授業に遅刻しない」と宣誓してもいいと思います。


なにせ、遅刻をするとデメリットしかないので、必ず授業に間に合うようにしましょう!

宿題・課題提出率の確率論(予習も含める)

資格学校へ通うと絶対にあるのが”宿題””予習学習”といった類の課題です。
その課題の提出率が合格率へかなり直結しています。

私が通っていた総合資格では、この課題の提出率が合格率に直結していると言われました。
実際に課題を毎回提出している人の合格率はまたもや天と地の差がありました。
課題を提出しなければ合格には近づかないと感じました。

そのため、”宿題”や”予習学習”を学校側から言われた際は

・必ず課題をやって提出してください。
・課題を提出するために学校へ行ってください。
・やった課題を提出するために遅刻しないでください。


それでまた合格に近づくことができます!
学校側は絶対に受かってもらわないと困る事情があります。
それは合格してもらわないとその学校の合格率が下がってしまいますし、
最悪の場合、不合格になってしまったら来年は別の学校に行ってしまうかもしれません。
なので、受講生が落ちてしまった場合は学校側に損しかありません。
そのため、学校側は本気で受講生が合格できるようにカリキュラムを組んでいます。
合格するためには、そのカリキュラムに取り組む必要があります。
逆を言えば、そのカリキュラムをしっかりこなせば合格ができるはずです!

学内ランキングでの確率論

資格学校では授業だけあるわけではありません。
もちろん模擬試験や中テスト等があります。
それをおそらく学校側はランキングにして受講生に対して公表していると思います。
それで、現在の自分の順位(その学校全体で何位か)を把握することができます。
もちろん、受講生なので全員がライバルです。
蹴落とすのではなく、超えてゆかなければなりません。
そのために高順位・高得点を取る必要があります。

もちろん、順位や得点が上位なほど、合格に近づきます。
筆者の場合は、常に全体の上位15%を維持することを心がけていました。
なぜなら、上位15%の人達は、90%以上の確率で合格するからです。
もちろん、簡単なことではありません。
しかし、筆者は学校でやれと言われたことしかやらず、
授業の日(日曜日)は居残りもせず授業終わったら一番に帰って、
家ではコンスタントに3時間しか勉強していませんでしたが、
最終的には上位10%以内をキープすることができました。

なので、学内のランキング上位の人は高確率で合格しやすいので、
ぜひ上位を目指してみてください。

+αの特別講座を受講した時の確率論

筆者は総合資格に通っていました。
普通に年間(製図も含めて)108万円払いましたが、
総合資格の場合は、さらに+4万円~で特別授業も受けることが可能です。
一級建築士の勉強範囲は広いので、すべてを授業の中で網羅できる訳ではありません。
そのため、ある特定分野に特化した特別授業講座や直前対策講座なるものが存在します。
全部受ければ軽く10~20万円はかかったはずですが、
筆者はお金がなかったので、苦手な分野だけ受けることにしました。
たしか、計画と環境と構造?だったと思います。

ただ、確率論で言うと、この授業を受けても合格率には実は直結していません。
実際に合格者の割合を特別講座を受けた人と受けなかった人に分けましたが、
大差はありませんでした。
ただし、各問題の1問づつを見れば、そういった特別講座を受けたおかげで
1点~数点稼ぐことができることはありますが、
それが合格率に大きく影響はしていないようです。(少なからずはあります。)

そのため、特別講座や直前対策講座は合格率には直結していませんが、
数点UPの為なら必要な授業でもあると考えています。
お金に余裕があれば受けるのをお勧めします。

ちなみに、筆者は計画だけは受けてよかったと今も思っています。
環境と構造も良かったですが、計画ほどではありませんでした。

何かを目標にして頑張る

資格学校に通う際は、何か目標を持って勉強や勉学に励むことをお勧めします。
筆者の場合は目標が二つありました。
①県内で上位10%以内に入る
②同じ学校内の人で1位の人に勝つ

です。
①は達成できましたが、②はダメでした。
筆者が通っていたクラスは過去に受験歴があり、
点数がそこそこいい人(確か80点前後?)か、2年通学組(2年勉強して受験する人)
しか入れないクラスでした。
その2年通学している人が学科テスト全国3位の人で、
正直全くかないませんでした。
しかし、その全国3位の人を超えるために、勉強を頑張りました。
毎回ある小テストも結果発表してくれる科目(施工)があり、
そこでもその全国3位の人に勝つために勉強していましたが、
10回ぐらいあった授業でも1回同点になっただけで、
勝つことはできませんでした。

そういった何か目標を作って勉強に取り組むと
勉強した後の楽しみが増えるのでやってみると少しはやる気がでると思います。

学校の言う通りに100%していれば合格する と思い込む

学校側は、合格するカリキュラムしか作りません。
なので、そのカリキュラムさえこなしていれば合格する


これを念頭に、筆者は学校から言われたことしかしませんでした。
逆を言えば、それ以上はしませんでした。
もちろん、授業が始まる1時間前に席について勉強したり、
講義終了後に残って1~2時間勉強もしていません。


なぜなら、学校から言われたことをやっていれば受かるのだから
それ以上はしなくていいという考え方でした。
むしろ、これで受からなかったら学校側が悪い(笑)
ぐらいに思っていました。

そういっためちゃくちゃ勉強にやる気あるマンではなかったですが、
コンスタントにやっていれば、案外受かることができました。

ちなみに、試験前最後の1週間は勉強することがなくなってゲームしていました。
本来は怒られる行為ですが、本当に勉強することがなかったので
最後の1週間は暇していました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は学校へ通う時に筆者が思っていたことを書きました。
次は、勉強するための1週間のルーティーンと、長期休暇の際の勉強法をお話しします。