Forest packを使って”Forest pack化”する

Forest packを使って”Forest pack化”する

2022-05-13

“Forest pack化”とは

“Forest pack化”とは何ぞや!?と思う方もいるかもしれません。
これは、筆者の造語ですが、
これができるようになれば、Forest packの使える用途が大幅に増えます。
それは、まだForest packの機能が木や芝を配置するだけのソフトだと
考えている人がいるからです。
Forest packはありとあらゆるものを配置することができます。
itoo softwareが提供しているもの以外を使って、
Forest packの中のlibraryに登録することを”Forest pack化”する
と
筆者は言っています。
これができるようになれば、木や芝以外に
様々なものが配置できるようになるので、
Forest packを使った表現が大幅に増えます。
ぜひともこの機会に覚えましょう。

Forest pack化する”もの”

Forest pack化するのはどのようなものがいいのか考えてみましょう。
筆者の場合、例えば人や、車や家具といったものをForest pack化しています。
特に、人や車はForest packで配置した方が効率が良いので、
非常に重宝しています。
Vray-5からは、人や家具や車がデフォルトで入っているので、
それを利用しても良いと思います。

Forest pack化 の前に・・・フォルダ分けをする

Forest pack化の方法を見ていきましょう。
まずはその前に、フォルダー分けをしっかりと行いましょう。
これをしておかないとあとから悲惨なことになります。
まずは、筆者自身のforest packのlibrariesを見てください。(図-1)

図-1

変なフォルダの名前も交じっていますが、
基本的には人や車など、それぞれの用途毎に分けています。
次に、これを参照しているフォルダをご覧ください。(図-2)

図-2

図-1のForest packのlibrariesが、フォルダ分けしているデータ(図-1)とリンクされています。
つまり、forest packのlibrariesでは、フォルダの階層をそのまま利用して表示することができます。
方法としては、libraliesのエリアを右クリックして、”Create Folder”若しくは”Create Library”
を選択することができます。
Create Folderはフォルダを作成できます。
フォルダの中には、”フォルダ”若しくは”ライブラリー”しか入りません。
つまり、Create Folderは”Forest Pack化”したものを入れるところではありません。
あくまで階層を分ける役割です。
図-1のLibrariesの中のフォルダマークがCreate Folderで作られたものになります。
一方、Create Libraryでは、”Forest Pack化”したものを入れることができます。
図-1のLibrariesの中の緑の本のマークがCreate Libraryで作られたライブラリーになります。(図-3)

図-3

この”Library”の中にデータを入れていきます。
Libraryを作成したらこのLibraryの中でforest pack用のデータを作っていきます。

筆者の場合は、Libraryの中にforest packの元となるmaxデータとthumbnail(サムネイル)
も一緒に入れています。
リンクされるデータは極力少ないほうが良いです。

フォルダ分けの解説はこれくらいにして、
次の元のなるforest packのデータを作っていきます。

次の項目へ行く前に、Forest Packのフォルダ整理を行い、
Libraryを作成しましょう。
ちなみに、図-3からLibraryが作成できたら、
そのLibraryの中に自動的にThumbnailが作成されます。

Forest pack化 -元となるオブジェクトの作成-

まずは、forest pack化したいデータを開きます。(図-4)

図-4

今回は、この表示されている3つをForest Pack化します。
Forest Pack化する際に1点重要なことがあります。
それは、”Forest Pack化するのは1オブジェクトしかできない”ことです。
なので、図-4に表示されているものは別々にわかれてしまっているので、
これらを1つのオブジェクトにまとめる必要があります。
なので、Forest Pack化したものは後で編集できなくなるので、気を付けてください。
(マテリアルの変更は可能です)

まず、どれかひとつオブジェクトを選択して、
コマンドの「修正」タブへ移動し、「ジオメトリ編集」の中にある「アタッチ」をクリックします。(図-5)
(アタッチする必要があるので、オブジェクトはポリゴンかメッシュにする必要があります)

図-5

アタッチをクリックして、他のオブジェクトをクリックして
オブジェクトを1つにまとめていきます。
その際に、図-6の表示がでますが、「マテリアルIDをマテリアルに一致させる」に
チェックが入っているのを確認してOKを押します。(図-6)

図-6

これを繰り返してオブジェクトを一つにまとめます。
まとめおわったら、スレートマテリアルを開いて、
スポイトでオブジェクトを選択して、一度マテリアルを確認しておきましょう(図-7)

図-7

それで確認すると、マルチサブオブジェクトが作成されているはずです。
これでマテリアルも確認できたので、このデータを保存します。
筆者の場合は、このデータはForest PackのLibrariesで作成した
Libraryの中にいつも保存しています。

Forest pack化 -オブジェクトを登録-

次に、3dsmaxを新規作成して、
Forest Packをなんでもいいので配置します。(図-8)(配置方法は割愛します)

図-8

そのあと、このforest packを選択して、
「修正」タブへいき、GeometoryのLibraryを選択してLibrary Browserを開きます。(図-9)
そして、Create Libraryでライブラリーを作成し、名前を付けます。
ライブラリーの作り方は図-3をご覧ください。
今回はLibraryの名前を「test」としました。(図-9)

図-9

次にtestのLibraryの中で”右クリック”を押して、
“Create item”の“Create 3D object”を選択します。(図-10)

図-10

そうすると、“New item”が作成されるので
今度はその上で”右クリック”を押して、”properties”をクリックします。(図-11)

図-11

そうすると、item settingsという画面が出てきます。
ここで設定するのは4つです。(図-12)
・名前の設定
・maxデータのリンク
・そのmaxデータ内のオブジェクトの選択
・サムネイルの設定

です。

図-12

Common Nameで名前をこのアイテムの名前を決めます。
今回は「test name」とします。

次に図-12のMax Fileでmaxデータを選択します。右側のフォルダマークを選択して、
maxデータを選択します。
今回は、図-5で作ったmaxデータを選択します。

次にObjectでそのmaxデータの中のオブジェクトを選択します。
オブジェクトが1つしか選択できないので、気を付けましょう。(図-13)

図-13

最後にサムネイルを決めます。
なので、あらかじめサムネイルの画像を作成しておく必要があります。
Select Thumbnailを選択して、画像を選びます。

これで、設定が完了したので、完了できたらOKボタンを押します。(図-14)

図-14

これで、Library Browserの画面に戻るので、
あとはLoad Selectedを選択します。
すると、お知らせ表示がでてきますが、これはYesで問題ありません。
(正確には、この表示でYesと押すと最終的な保存になります)
これでいつでもこの「test name」を使うことができるようになりました。(図-15)

図-15

このtest nameを使って、forest packを配置すると、
図-16のような形になります。(図-16)

図-16

注意点

今回の”Forest Pack化”を通して、注意点がいくつかあります。
何かForest Pack化できないときは、
それが原因の可能性があるので、気を付けましょう。
・Forest Packの元となるオブジェクトは1つにまとめる
・図-8からの手順で、Forest Packの修正タブのgeometoryから
Libraryへ行きましたが、これをForest Packの新規で作るときの
LibraryのSelectから行うと、うまくいきません。
かならず「修正」タブのLibraryからしましょう。
・図-5で保存したデータからForest Pack化したデータを作ろうとした場合は、
データの関係上作れないので、
Forest Pack化する際は、Forest packの元となるオブジェクトとは別のデータを
新規作成して、そこからForest packの設定をしましょう。

まとめ

いかがでしょうか。
今回は”Forest Pack化”について解説しました。
言葉での説明は非常に難しいので、
いつか動画も上げる予定にしています。
Forest Packも変なクセがあるソフトなので、
些細なことでForest pack化できなくなることがあります。
その際は、改めて1から作り直すことをお勧めします。
筆者もよく失敗してましたが、順を追って1からやり直すと
成功することが多々ありました。

この記事でもできない人は、コメントいただければ、
私の知る限りでお答えしますので、よろしくお願いします。
コメントをする際は症状も併せて記入をお願いします。

ありがとうございました。